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先月の下旬にクライアントが、特別なお客様に特別な割引サービスを期間限定で提供する事を決定しました。
弊社の統括長と係長達を呼びつけて、概要を説明。
特別なお客様に電話して今回の特別サービスを説明し、書類を郵送し、お客様が返送した書類をもってお客様に応じて割引内容を決定して業務システムの請求額を修正せよと。
そして数千人の名前と住所が一覧になったEXCELファイルを渡し、早急に開始せよと申し付けたそうです。
EXCELファイルの住所表記は業務システムと異なっており、一括で業務システムと対応させる事は出来ません。
電話番号が無いから業務システムとの対応付けは必須。
規模から考えてEXCELベースでの作業は無理。
統括長は本社に業務システムを今回のプロジェクトに対応させるようお願いしたそうですが、本社はインボイス対応で忙しいから無理と断ったそうです。
情シス係長は既存のACCESSやEXCELのミニツールを流用して業務システムを特急で組上げる事を決意しました。
私は係長の日常業務を引き受けたり、帳票部分を切り出して作ったりお手伝いしていました。
しかしです。
クライアントは丸投げした後に手伝いはしませんが、口は沢山出します。
そして方針をコロコロコロコロコロコロコロコロ変えます。
その度に係長はプログラムを書き換えなければなりません。
最初は黙って対応していた係長ですが。
段々疲労が溜まっていくのが目に見えてきました。
クライアントに呼び出されて戻ってくると、最初はぼやいていたのが毒づきに変わり。
最近では「クライアントの仕事はしたくありません。」と言って、しばらくはスマホをいじり、それからようやく仕事に取り掛かるようになりました。
この仕事が終わったら転職してしまうような気がします。
終わる前に辞めちゃうかもしれない。
そうなったら私が対応？この壊れた脳みそで？無理無理無理ぃ！
絶対本社に押し付けてやる。
先週の月曜に業務アプリのインボイス対応版が上がって来ました。
対象帳票の出力確認をしてみました。
大抵は帳票のレイアウトや、出力文字列の追加ですが、一部出力対象の拡大もありましたので、そちらを先に確認しました。
ん？追加になった対象が出力されていない！
差し戻しました。
残りはレイアウト確認です。
インボイス用の新しい用紙に出力してみると、単位が出力されないわ、位置がずれまくるわ、さんざんでした。
まあ単位は固定文字列だから情シスで追加できます。
印字位置の調整も情シスで調整できます。
と言う訳で、日常業務の傍らこれらの調整と取っ組み合う日々でした。
金曜の夜に、さーできた、帰ろう！
と思ったのですが、統括長に見せてなかったな、とサンプル出力を統括長に見せました。
「ここだけ単位が出てないよ。」
まだ残ってたか…
力尽きたので放ったらかしました。明日やります。
クライアントは丸投げして手伝いませんが、金も出しません。
契約業務に含まれてないんですけどね。下請けの悲しさで引き受けているのです。
金も出ないから人員を増やす事もせず、既存の人員で対応。
つまり日常業務の他にこのプロジェクトに対応すると言う訳です。
どう言う訳か本社も手伝いに来ません。
皆疲弊しきっています。
インボイスが無ければ本社も手伝ってくれたんだろうな、と思うと、
ファッ〇ンインボイスッッッ！
と叫びたくなります。
