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火災保険更新を前に

ご訪問頂きありがとうございます。

父宛の郵便物は、出来るだけ父に先んじて取得し、請求書などは取りおいてから父に渡したいところです。
なぜなら父は、自分の郵便物は1か所に山積みにしてしまって、しばらく放置。ある時思い立ってからその郵便物を眺め始め、分からないものを私に尋ねてくるのです。
時には昨年の案内状などを見て、行かなければ!などとやっています。
請求書などでそれをやられたら、たまったものではありません。
しかしながら、時折母や私よりも先に、父が郵便物を取得してしまう事があるのです。

先週、父が「これは何だ?」と一通の郵便物を差し出しました。
日付は10月半ば。
火災保険の更新が、11月下旬に迫っている事を知らせるものでした。
危なかったー
冷や汗を拭いながら、保険会社に電話しました。
担当者につながると、保険料の改定でかなり保険料が上がるので、一度説明にお伺いしたい、との事でした。
土曜日でも良い、との事で、今日来てもらう事にしました。

事前にネットで検索すると、大手保険会社が10月で火災保険料を改定したとの事でした。
近年の自然災害の増加による影響との事でした。
また、古い家屋ほど保険料上昇。
更には長期割引率も下がり、長期契約は5年まで。
我が家のように築50年以上の物件は上がりまくりと言う事ですね。
びくびくしながら本日を迎えました。

いよいよ保険会社の方がやって来ました。
90代の父は訳が分からんでしょうから、大蔵大臣の母に同席してもらいました。
これまでの保険料は、5年一括払いで約5万円。
全くの同条件で、新保険料は…12万円越え!
うひゃー

幾つかのプランを作って来てくれました。
全部で9つ。
現在と同じ建物の保証1000万円で家財の保証や特約を変えてあれこれ変えて、3つ。
建物の保証を700万円にして、家財の保証や特約を変えて3つ。
建物の保証を500万円にして、家財の保証や特約を変えて3つです。
わーどうしよう。一度に沢山の情報を見せられて、混乱しました。
母は一番安いのにしよう、と言います。
取り敢えず、少し考えさせてください、と伝えて、保険会社の方には帰ってもらいました。

正直不動産のアンカー効果の回では、一番高いのを見せ、一番低いのを見せ、中間を見せると大抵の人は中間を選ぶ、と言う事をやっていました。
しかし私の頭の中は、全焼する我が家のイメージでいっぱいになりました。
鉄筋コンクリート造ですが、全焼すると床などは全部燃えてしまいますから、修理して住むと言う訳にはいかないでしょう。
一番高い方がいいんじゃないだろうか、と不安でいっぱいです。
では、新しく家を建てると、一体いくらするのだろう?今まで考えた事もない疑問が沸き上がりました。
ネットで調べると、鉄筋は高いので木造で今と同じ面積の家を建てるとなると…約3000万円!
火災保険1000万円でも足りない!
どうしよう…
しばし呆然としました。

地震の場合は、鉄筋だから建物の被害はほぼ無いだろう、地震での建物の保証はいらないな、とふと思いました。
そこから、少し落ち着きました。
火事になるのは、どんな時だろう?
きっと父か母が火の不始末をしてだろうな。
そこまで認知症が進んだら、そもそも施設に入ってもらっているのでは?
となると、全焼する確率は低い?
それなら、建物は700万円か500万円の保証でいいのではないだろうか、と言う結論が出ました。
500万円の保証にしようかと思ったのですが、いざとなると母がそれでは心細い、と言います。
700万円にします。

お次は家財の保証です。
家財が損傷したら、母は嘆くでしょう。父も蔵書が無くなったら嘆くでしょう。
でも、無くなったら無くなったで、あきらめればいい。
家具はニトリ等で買えばいいし。
着物?どうせ着ないのだからあきらめてもらおう。
食器?多すぎるから減って丁度いい。
両親はテレビっ子なのでテレビは買うとして。
生活に必要な家電は、以前老後資金の算出で調べ上げています。
家電類を買い替えても100万円はいかないでしょう。
父の退職金も少し残っていますし。
家財も少し削っていいな、と結論を出しました。
地震で家財250万円→150万円、火事で500万円→300万円に減額です。

これで5年で9万円台になりました。
2倍に満たない金額です。
月800円台の支払いが、1500円台になるだけです。
これで契約する事にしました。

一つ救いがありました。
カード払いができるそうです。
ポイントがもらえますね。ラッキー。