統合失調症はダウンシフトの夢を見る

統合失調症はのらくら生きたい

止まない雨の中を合羽を着こんで歩いてく

地域包括支援センターに行ってみました

ご訪問頂きありがとうございます。

父は90歳になります。
認知症なんだろうな、と思いますが、本人は歯医者と整形外科と心筋梗塞でお世話になった医者以外は断固拒否。
俺は家で死ぬから医者には行かない、と言っており、認知症の診断なんて無理無理な感じです。

両親は見合い結婚で、母は仕事が嫌だからお見合いした手合い。
子供の頃からこの人は父を好きではないんだろうな、と薄々感づいていました。
そんな母は、父の至らないところを責めたり嫌味を言ったり。
父はそれに怒ってケンカになります。
それを見ながら、二人を引き離す時間があった方がいいな、父にデイサービスに通ってもらえたらなと常々思いつつも、認知症の診断が無いとダメなんだろうなとあきらめていました。

最近の父はテレビを見ているかウトウトしているかのどちらか。
どんどん頭使わなくなってくよ、何か刺激を与えたい。デイサービス利用させたい欲がむくむくと湧き起こってきました。

そんなある日、父が4月の病院の予約票を見せてきて、これはもう過ぎたのか?と聞いてきます。
カレンダーの前に連れて行って、今日は3月〇日だよ、4月は来月だよ、と教えました。
そうかと納得したかに見えました。
5分後に同じ事を聞いてきたので繰り返しました。
5分後に以下同文。
5分後に…
6回目でイラっとして、さっきも言ったでしょ!と怒鳴ってしまいました。気が短くていかんです。
父はしょんぼりして、
「俺はもう駄目だ、あと3年したら老人ホームに入るからそれまで我慢してくれ」
と言いました。
なんとなく今だ!と思いました。
「それよりも、日中だけお年寄りにレクリエーションを提供する施設があるから、それに行ってみない?」
と聞いてみました。
泊まらなくていいのか?と聞くので、朝行って夕方帰って来るんだよ、と説明しました。
すると、行ってみようかな?と言うではないですか!やった!

と言う訳で仕事の少ない今日、有休を取りました。
事前に係長に介護認定について聞いてみました。
係長のお父さんも介護認定を取って、介護施設に入っていると聞いていたからです。
しかしお父上の場合は骨折で入院して、その最中に認知症の診断を受けて介護認定に進んだのだそうです。ちょっとケースが違いますね。
いずれにしろ医師の診断がいるのだそうです。
うーん、ここが難問だ。でも、デイサービスの利用にはお医者さんの意見書が要るんだよ、と言えば納得して病院に行ってくれるかなあ?
この辺も地域包括支援センターに相談できるかな?
そもそも上手く説明できるかな?コミュ障なのでこれも悩ましい。
父の状態を箇条書きにしてプリントアウトしておきました。
そして父の介護保険証を探しておきました。
係長のアドバイスで、父の健康保険証も用意しました。

地域包括支援センターに相談して手順を聞いたら、きっと役所に行って手続きかな?
一日で済ませたいから朝一でセンターに行って、役所に行って、午後に父を介護認定の意見書を書いてもらえそうな病院に連れて行こう、と言う計画を立てました。

今朝は目覚まし一発で目が覚めました。いつもは二度寝しちゃうのに。
朝飯前に掃除を済ませ、朝食後には新聞をじっくり読みました。緊張が誤魔化せました。
家を出て地域包括支援センターに向かって歩く間、どんな風に話せばいいのか考えました。
父が認知症ぽくなってそれで母がイラついてケンカになるので、父がデイサービスを利用できないでしょうか、と切り出してみる事に決めました。

事前にGoogle Mapで確認した通りに進むと、大通りから小道に切れ込んで少し行った所にありました。
ドキドキするなあ。
中に入ると長テーブルの簡易的な受付がありました。あれ?イメージと違う。
いきなり名前を聞かれて、入ってすぐのホールみたいな所に案内されました。
パンフレットを渡されましたが、交通安全運動
あのぅ介護認定の相談なんですが、と案内してくれた人に言うと、失礼しました、と謝られました。

改めて別の事務スペースみたいなところに案内されて、すぐに担当の人が来てくれました。
父の年齢を告げて、準備した通りに切り出しました。
そして、プリントアウトと介護保険証と健康保険証を渡しました。
担当者は目を通してくれて、なるほどお母さんが困ってしまう訳ですね、家の外の人との交流もあるといいでしょうしねと言ってくれました。
そして介護保険のパンフレットを見せてくれて、説明してくれました。

要介護認定の申請書はこの場で書いてもらえるのだそうです。
介護保険証実物と、健康保険証のコピーと共にお役所に提出してくれるのだそうです。自分でやらなくていいんだ!
主治医を聞かれたので、歯医者と整形外科と心筋梗塞でかかっている大病院の循環器内科だけで困っていると伝えると、整形外科でも意見書を書いてもらえるとの事でした。内科でなくてもいいんだ!
整形外科はどこか悪いのか聞かれたので、片足の付け根が痛くて階段の上り下りがしんどくて通っている事、骨粗しょう症のお薬も出してもらい定期通院している事を話しました。
すると、認知症以外に身体的理由でも介護認定ができるかもしれないです、と言ってもらえました。
どこの整形外科に通っているかを伝えると、そのまま申請書に記入してくれました。

デイサービスは要介護1からですが、要支援1~2でも週一日ぐらいの利用が可能な施設もあるとの事でした。
目指せ要支援1!ですね。

ケアマネージャーの所属する施設のリストを見せてもらいました。
ご希望はありますか?と聞かれたので、特にないと答えると、まずはお近くを選んでみますか?との事でした。
自宅から一番近い施設でお願いする事にしました。

連絡先は私の携帯をお伝えしました。
母も85歳で心もとないですから。

介護認定のために自治体の担当者の訪問があるのですが、その時立ち合いますか?と聞かれたので、勿論ですと答えました。
すると申請書の立ち合い者の所に、私の名前を書いてくれました。

申請書の作成が終わって不明点があるか聞かれたので、主治医の意見書はいつまでに貰えばいいのか尋ねました。
なんと!お役所の方から病院に依頼してくれるのだそうです。自分でやらなくていいんだ!

思ったよりも自分でやる事が少なくて助かりました。足取り軽くスーパーで買い出ししてから帰りました。

数時間後に先ほどの担当者さんから電話がありました。
ケアマネ施設に連絡したところ、要介護1になったら担当してもらえるそうです。
夕方にケアマネから私に連絡があるそうですが、まだありません。
まあ忙しいでしょうから、明日でもいいです。仕事中でも係長に断っておけば電話に出られますから。

次の難関は、自宅訪問ですね。
上手い事仕事を調整して、半休でも時間休でも取って立ち合わないと。
よく聞く話では、訪問調査の時だけお年寄りがしゃっきりしてしまって、認定が低くなってしまうとか。
父がしゃっきりしませんように。