統合失調症はダウンシフトの夢を見る

統合失調症はのらくら生きたい

止まない雨の中を合羽を着こんで歩いてく

「事件15」を見て

ご訪問頂きありがとうございます。

 母が録画しておいた「事件15」を」一緒に見ました。
 北大路欣也が弁護士を演じるドラマです。
 若い女性がひったくり犯に殺され、加害者少年は逮捕されるも4年で出所。しかし出所後に殺されます。
 警察は、被害女性の父親を犯人として逮捕し、北大路が弁護を担当する、と言うストーリーです。

 亡くなった女性の遺族や関係者の、血を吐くような言葉に、魂を揺さぶられるような思いでした。
 遺された人たちは、こんなにも苦しむものなのかと。

 見ながら、あの時死ななくて良かった、と思いました。
 先日、推し同僚さんにフられた後に僅かな時間ですが、なぜ生きなければならないのか分からなくなりました。
 その時の私は、自分の周りの人たちの感情に思い至らなかった。
 人は誰かを失うと、悲しむだけでなく苦しむのだと、やっと分かりました。
 あの時死を選んでいたら、家族は苦しんだでしょう。
 押し同僚さんも、フった相手が死んでしまったら苦しむでしょう。
 そんな思いをさせなくて良かった。

 統合失調症を患う前の私は、失恋しても、生きる必然性を見失う事は無かったです。大泣きはしましたが。
 普段は気付きませんが、心の根っこが脆くなっていたたのかもしれませんね。

 あの時は一つ浮かんだ言葉が次にもっと悲しい言葉を連想させる、そんな連鎖に陥っていました。
 自分の心のモニタリングをしっかり行わないと、いけないですね。
 最近はマインドフルネスも怠りがちです。
 毎日しっかり習慣づけて、感情を受け止め、そして手放すトレーニングを続けようと思います。