統合失調症はダウンシフトの夢を見る

統合失調症はのらくら生きたい

止まない雨の中を合羽を着こんで歩いてく

統合失調症ではワーキングメモリ機能が弱くなる

 脳にはワーキングメモリと言う機能があります。
 

ja.wikipedia.org

 作業デスクに例えられる事が多いように思います。得られた情報を一時的にこの机の上に広げて、分析して理解したり、記憶をここに呼び出して作業したり。
 記憶する時もここを経由して、長期に保持できる記憶庫に貯蔵されるようです。

 ワーキングメモリ機能が弱まる、と言う事は、この作業デスクが小さくなるイメージです。
 小さな机の上に情報を広げようにも、乗り切らない。
 理解したり、考えを組み立てようにも零れ落ちてしまう。
 記憶したくても、乗せられないと長期記憶に移行できない。
 複数の作業を並行しようにも、作業領域が狭くてうまくできない。

 統合失調症における認知機能の低下を、上手く説明できるように思います。

 それじゃあ、ワーキングメモリ機能をトレーニングして強化すればいいんじゃね?とも思うのですが、以下の3つの理由で手を付けていません。

1.検索すると、怪しげなサイトがヒットする
2.頭のトレーニングって疲れそう
3.統合失調症に悪影響を及ぼさないか不安

1.については、どのサイトが怪しくないのか分からないので、手を付けられないです。判断力が弱いと、こう言う時に困りますね。

2.平日は仕事で疲れてるからやりたくない。休日はゆっくり休みたいからやりたくない。こんな感じで手を付けられません。

3.先に紹介したWikipediaの記事では、ワーキングメモリのトレーニングにより改善傾向が見られた事と、大脳皮質のドーパミン受容体密度に変化があった事が紹介されています。
 統合失調症ドーパミンと関係がある可能性が高いので、幻聴や妄想等の陽性症状が強くならないか、不安になってしまうのです。

 ダウンシフトしてゆとりが出来たら、信頼できるサイトか本で試してみてもいいかな?陽性症状が強まったら、即撤退する事にして。