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今年のバレンタインにフラれる前、推し同僚さんと目が合う事が増えたように感じ、目が合っている時間が長くなったように感じた頃。
私は必要とされているように感じると同時に、ある考えが芽生えていました。
これって見つめられているよね。
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好かれている?
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この素敵な人の彼女になれるかも?
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こんな素敵な彼氏が出来たら、友達に自慢できる!
彼氏いない年数の長い私は、舞い上がっていました。
でもこれって、相手への想いではなく、ステータス獲得欲求ですよね。
フラれたことで、このステータス獲得欲求はぺしゃんこになりました。
良かったと思います。
もちろん、フラれた事はとても辛かったです。
必要とされていない事から、自分の存在理由を見失ったりしました。
また、何でもない時に目を合わせる事ができなくなった事で、このささやかな幸せを失ってしまったと思いました。
それは同時に、これこそが一番大事な事だったと気づかされた訳でもあります。
幸いな事に、再び何でもない時に目を合わせる事ができるようになりました。
この小さな喜びを大事にしていきたいと思います。
現在は、推しとそのファン、と関係性を定義しなおす事で、適度な距離を保てています。
持病のある推しの生存そのものを喜び、期待しすぎる事なく、推しの笑顔を励みに応援する日々です。
精神的にも安定していると思います。
たまにウキウキし過ぎますが、落ち着く方法は身に着けています。
このまま定年まで過ごしたいな、と思います。