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父の老人ホーム入居準備でやりくりに頭を悩ませていた頃の事です。
母がやりくりについて兄と共有するよう命じました。
そこでGoogleスプレッドシートに父、私、母別に収入と支出、残額を書き出しました。
そして兄に共有設定。
しばらくして兄からメッセンジャーが飛んできました。
父にもしもの事があれば相続放棄するので、そのお金で母の老後に備えるようにとの事でした。
ありがたい話なのでしょう。
けれども私は兄との縁が薄れてしまいそうで悲しくなってしまいました。
それでその気持ちをそのまま伝えて、相続放棄しないでくれとお願いしました。
またしばらくして兄から返事がありました。
相続ってお金だけじゃないんだな。
相続放棄はしないで、引き継いだお金はそっちの銀行に口座作ってキャッシュカードを渡すよ。
と、ありました。
それでようやく私は安心できました。
ネットで相続の記事を読むと、引き継ぐお金の額だけでなく、親がどれだけ自分を思ってくれたかに置き換えてしまってもつれる事があるようです。
記事では遺言書には財産の分配だけでなく、遺族への思いを書く事を勧めていました。
それで法定通りの分配でなくても遺族が納得する事があるようです。
相続ってお金を配るだけでなく心を配る事でもあるんですね。