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モーガン・ハウセル著の『サイコロジー・オブ・マネー』を読みました。
お金にまつわる人の心理を分かりやすく説明してくれる本でした。
例えば、
非合理的なお金の使い方をする人を見て何故なんだろう?と思うかもしれませんが、その人にとってはそれが合理的である事。
人は統計よりもストーリーを信じてしまう事などなど。
勿論、貯蓄を築くための心構えも語られています。
中でも強烈かつシンプルな公式が
収入ーエゴ=貯蓄
です。
見た瞬間は、収入ー生活費ーエゴ=貯蓄じゃないの?と思いました。私の肌感覚です。
しかしじっくり考えてみると、生活費もエゴの大きさに比例して膨れ上がります。
と言う事は、エゴの中に包括しても良いな、と納得しました。
他にも「真実であってほしいと望んでいる事」と「客観的に真実だと思われる事」の区別をつける重要性や、
目的のない貯蓄の重要性は人生における思いがけない事へ対処するためとか、
何事も見かけほど良くも悪くもないこと、
投資で結果を出すためには時間をかけた方が良い事、
投資においては50%が成績悪くても結果の大部分をもたらすのは少数の投資だと寛大に構える事など、
投資や貯蓄をする上で大切な心構えを沢山学ぶことが出来ました。
何度も読み返したくなる本です。
特に暴落時には必ず読み返そうと思います。
今は株価が上がって円安でもあり、私のWealthNaviの資産も含み益が膨れ上がっています。
しかし必ず下がる局面はやって来ると思います。
含み益を確認する時は必ず、投資額から含み益をマイナスした金額を確認します。
暴落時にはその額まで下がる覚悟をするためです。
今の膨れ上がり具合から考えると、暴落時には資産は5分の1になる予想です。
その時が来たら、この本と水瀬ケンイチさんの『お金は寝かせて増やしなさい』を読み返して売却を防ごうと思います。