統合失調症はダウンシフトの夢を見る

統合失調症はのらくら生きたい

止まない雨の中を合羽を着こんで歩いてく

行ったり来たり

ご訪問頂きありがとうございます。

昨日は父の服を片付けようと思ったのですが、ついつい腰が引けてしまいました。
代わりに、夏に父が入院してからの書類を整理しました。
病院からはパンフレットや入院に際して色々サインした書類や領収書などをごそっともらっています。それが2回分。
いちいち目を通してしまい、悲しくなりました。
そして、亡くなってからの書類。
お役所から手続きのパンフレットをもらっていましたし、
葬儀社からは葬儀用に見積もりやら親戚に配る日程表やらお返しのパンフレットやらごっそり紙類をもらっています。
これらもいちいち目を通して、悲しくなってしまいました。
2か月以上経っているのにまだ気持ちに区切りがついていないんだな、と思いましたが同時に、まだ悲しいのは自然な事だと、感情を認めてあげられました。
少し前進していると思います。

今朝はメンタルクリニックの定期通院がありました。
毎回この1ヶ月はどんな風だったかを聞かれます。
月の前半は父を穏やかに逝かせてあげられなかった後悔で苦しかったけれど、最近はそこを抜けつつありますと答えました。
そして、父は身体拘束を受けて助けて助けてと言っていたんです、と付け足しました。
すると先生は、
「それはだめもんさんのせいではありませんよ、日本の医療の問題です。」
と言ってくれたのです。
私は驚きました。
これまでずっと、仕方が無かったにせよ私の選択のせいで父は苦しんだんだと思っていたからです。
全く違う視点からの見解でした。
私のせいじゃなかった。
ほっとして泣きそうになりました。

誰かを亡くした悲しみや後悔は深く、心が真っ黒に塗りつぶされるでしょう。
時間と共に少し前進したり、また戻ったり。
繰り返しながらも、あがき続けて救いを求め続ければ、ほんのわずかずつでも前進できるのだなと思いました。
あがく内容は、グリーフケアの本を読んだり、人に話したり、文章に書き出してみたり、カウンセラーなどの専門家を頼ったり、グリーフケアの会に参加したり。
文章に書き出すのも、今の辛さ苦しさを書いたり、時には思い出を振り返るのも自分には良かったです。
現代は必要な情報をネット検索で見つけたり、AIに尋ねると思いやりに満ちた回答が得られたりします。
今苦しんでる人に伝えたいのは、自分を責めないで。救いを求める事を自分に許してください。