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帰省してきた兄夫婦は、食卓では両親の向かいに座ります。
父の真向かいが兄、その隣が兄嫁ちゃんです。
昨日は兄夫婦は県内他都市に遊びに出かけました。
見送った後父が、
「俺の向かいには毎日違う人が座る」
と言い出しました。
まさか兄の事は忘れていないと思いますので、兄嫁ちゃんの事だと思われます。
彼女が父の人生に登場したのは数年前、人生の後半の後の方ですし、おまけにコロナで数年会っていませんから、思い出せないのでしょう。
さらには5分前の事も忘れる父です。
兄嫁ちゃんが食卓から席を外すと忘れる。
次の食事で兄嫁ちゃんが席に着くと、知らない人が来たと思う、の繰り返しなんでしょう。
やれやれ。
昨日はお盆にお寺に持って行くものの準備を母としました。
私が以前聞いていたのは、お盆礼3千円。
しかし母は、そうだっけ？と言います。
そして母の弟のお嫁さん（母の実家を守っている）に電話して、どんな準備がいるか聞いていました。
お盆の準備も思い出せなくなったのか。
やれやれ。
準備をしながらお盆にかかるお金をまとめてみました。
維持費：9千円 （事前に振込用紙が送られてくる）
お盆礼：3千円
お墓でお経を上げてもらう時のお布施：2千円
木羽佛：千円
母の実家にお花代：3千円
合計1万8千円！
ひーっ
父が施設に入所するようになったら私が出すわけですが、半額兄に請求しようかな？
お墓参りは今朝行ってきました。
兄夫婦が車で来ていたので乗せていってもらいました。
今日も真夏日の予報でしたので、両親にはお留守番していてもらいました。
早目に行ったので熱中症になるような暑さではありませんでした。
助かった。
お墓は木陰が無いので、遅い時間になると石やコンクリートの輻射熱で恐ろしい暑さになりますから。
お坊さんにお布施を渡してお経をあげてもらいました。
その後はお供えを回収します。
烏が虎視眈々とお供えを狙っているからです。
最近ではハクビシンも狙っているそうです。
本堂に移って兄にお盆礼を収めて木羽佛を買ってもらいました。
そのくらいはやってもらわないと。
お位牌場に行って、回収したお供えをここでお供えしました。
ここなら烏にもハクビシンにも狙われません。
お位牌場を見るたびに、団地みたいだなと思います。
我が家のお位牌は、父方の祖父と祖母だけです。
母方のお位牌もこちらにあるので拝みました。
こちらは幾つもお位牌が並んでいます。
いつか溢れてしまわないか心配ですが、それは従兄弟が考えてくれるでしょう。
お参りの後は母の実家に寄りました。
母の弟が世帯主になっていて、お盆礼について電話していたのもここです。
お仏壇にお花代をお供えして拝みました。
叔父は既に亡くなっていて、普段は叔母だけが住んでいるのですが、今日は従兄弟も帰省していました。
しばし歓談しました。
私が母も最近は頭がしっかりしてなくて、でも物忘れ外来は拒むんだとこぼすと叔母は、年相応だから心配ないわよ、と言ってくれました。
叔母はまだまだしっかりしています。
お庭で家庭菜園もやっていて、今年は暑くて足が速いと言っていました。
我が家の花だけではないんだな、と安心しました。
母の実家を辞したら、スーパーへ。
前回の買い出しの時にもっさり母の買い物リストに従って買ったはずですが、お仏壇のお膳料理の材料が漏れてたそうです。
兄は冷蔵庫があふれるぞと反対しましたが、母に押し切られました。
あるもので何とかなりそうなんですが、母のこだわりはどうにもなりません。
やれやれ。
帰宅すると、母は寝っ転がってテレビを見ていました。
お膳料理はともかく、お仏壇に供えるお花も盛り菓子も何も供えられていません。
何にも手を付けてないの？と聞くと、まだ午前中じゃない、と言います。
もうお昼でしたが。
来年は私がやるのかな？
けれどもお盆は係長がお休みを取ってしまうので、休めないんです。
兄夫婦に頑張ってもらうかな？
やれやれ。
