統合失調症はダウンシフトの夢を見る

統合失調症はのらくら生きたい

止まない雨の中を合羽を着こんで歩いてく

投薬を続ける理由

ご訪問頂きありがとうございます。
 今日の投稿は少々えぐい内容を含みますので、苦手な方は避けてください。

 統合失調症は罹患したら最後、死ぬまで投薬を続けなければなりません。止めれば、再悪化してしまいます。
 私には、死ぬまで投薬を続ける下地と動機があります。

 

【下地】
 既に喘息で毎日お薬を飲んでいます。飲まなければ、呼吸が苦しくて歩くのも辛くなります。飲めば社会活動に参加できます。そう言う訳で飲み続けていますし、習慣になっています。
 そこへ、夕飯後のお薬に小さな1錠が加わるだけです。楽なもんです。
 飲むと2~3時間後には眠くなりますが、どうせ寝るので問題ありません。

 

【動機1】
 陽性症状は辛かった。
 起きている間中、恐ろしい幻聴と妄想に苦しみ、何とか眠れても悪夢しか見ませんでした。寝ても覚めても悪夢の中にいるようなものでした。
 あの地獄には、もう戻りたくない。
 だから、むしろ喜んでお薬を飲みます。

 

【動機2】
 2度、幻聴や妄想の内容に絶望して、自殺しかけた事があります。
 幸い?子供の声で「あの人、死のうとしてる!」と言う幻聴が聞こえて、子供の見ている前で死んではならない、と思い止まりましたが。
 今は、死にたくない理由が幾つかありますし、寿命が来るまでほのぼの穏やかに生き続けたいと思っています。
 死なないために、飲み続けます。

 

【動機3】
 田舎に戻って、リスパダールの投薬を始めても、まだ効き目があまり出ていなかった頃の事です。
 都市部の友人の声が、そっちのコンベンションに参加するから会おう、夜行バスで着くから、朝食を一緒に食べようよ、と言っているのが聞こえました。
 私は喜び勇んで当日、バスターミナルのある中心市街地へ、自転車で出かけました。
 朝の空気は爽快で、ペダルを漕いでいると幻聴も聞こえませんでした。お陰で気付く事が出来ました。あれ?私、携帯を使わずに会話してた…
 何の疑問も持たずに、幻聴に完全に操られていた訳です。
 もしも、他人に危害を与えるような内容だったら、私は逆らえたのでしょうか?
 恐ろしくてたまりません。
 だから絶対にお薬を止めたくないのです。

 

 高齢になって忘れっぽくなって、お薬の飲み忘れをするようになったら、困ります。
 どうしよう。ヘルパーさんを頼んで、投薬の管理をお願い出来るのかな?
 何か対策を考えておかないといけないですね。