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仕事中に父が入居している老人ホームから電話がありました。
用件は二つありました。
一つ目は、父がトイレの周りを大で汚すようになったため、使い捨てのトイレマットを購入して使っても良いかとの事でした。
間に合わなくて汚しているのではないかとの推察でした。
申し訳なく思い、もちろん快諾しました。
二つ目が重大問題でした。
父がリハビリパンツをむしってしまうのだそうです。
恐らく汚れを取ろうとしているのではないかとの推察でした。
むしった物はトイレに。
むしり終わったリハパンは再度はいて。
おかげでトイレも父のお尻もポリマーだらけになっていたそうです。
トイレは危うく詰まってしまう所でした。
驚くと同時に大変申し訳なかったです。
こちらの対策として、布の吸水パンツを購入しても良いかとの事で、快諾しました。
トイレが詰まったら大変な事になるところでした。
一軒家ならともかく、集合住宅だとどれだけ大掛かりな修理になった事やら。
電話の後はしばらく気持ちが沈み込んでしまいました。
同じ電話で、リハビリやレクリエーションに積極的に参加し、他の入居者さんともおしゃべりしていると言う良い話も聞いていたのに。
認知症が進んでいる。
どこまで父は壊れてしまうんだろう。
そう思うと父が哀れで悲しくてたまりませんでした。
仕事の手が止まっている事に気が付きました。
マインドフルネス的対処を試みました。
「父が悲しい」とか「父が哀れだ」と脳内で文章化し、「と思っている」を付け足します。
そして、評価しない、と脳内で自分に囁きます。
ついでに脳内で、自分をよしよししてみました。
何度か繰り返してようやく浮上しました。
推し同僚さんの居るフロアへ出かけて(もちろん用があってです)、笑顔に癒されたのも助けになりました。
冷静になって考えてみると、汚れをスタッフさんに見られたくないと言う恥じらいや、汚れを取ればもう一度はける、と言う倹約化の父らしい行動とも言えます。
むやみやたらと行動したわけではないのだから、そんなには認知症が進んだとは言えないのでしょう。
布パンツはTVCMで母と見るたびに、これ洗う人が大変よね~など言い合って我が家では導入しなかったものです。
スタッフさんには申し訳ないですが、導入して頂けると父も落ち着くのではないかと思います。
勿論、普通の洗濯ではないので別途料金がかかるでしょうけど、背に腹は代えられないですね。
それにしても父は90代に入ってから、認知症が進んできたように思えます。
私の老後もやはり90歳で何かしらの介護施設に入った方が良さそうですね。
老後の資産はそのつもりで進めていますが、たまに90代でしゃきっとしているお年寄りの話を読んだりすると、自宅で行けるんじゃと甘い夢を見ましたが、父の現状を見ると無理だなと思いました。