統合失調症はダウンシフトの夢を見る

統合失調症はのらくら生きたい

止まない雨の中を合羽を着こんで歩いてく

幻聴 やたらと言語化

ご訪問頂きありがとうございます。

晦日ですね。
昨日まで仕事があったので、やっと一息つけています。

ふとした時に思い出した事があります。
まだ都会で一人暮らししていた頃で、既に統合失調症の陽性症状が始まっていた頃の事です。
ある時、飛行機で帰京しました。
空港から自宅近くまでのバスの中では、幻聴は聞こえませんでした。
代わりにでしょうか、バスの窓から見える看板を、片っ端から脳内で読み上げていたのです。
何故こんな事をしているのか、疑問に思いませんでした。
止めようとも思いませんでした。
ひたすら読み上げていました。

この記憶から考えました。
陽性症状が出ていない時は、無闇に目に入るものを言語化したりしません。
しかし陽性症状期は、目に入っただけで言語化するプロセスが走り、それがある種の幻聴の元になっているのではないでしょうか。

例:部屋にあるパンダのぬいぐるみが目に入ると「パンダだー!」と言う他人の声が部屋の外から聞こえる。

脳内で言語化が他人の声で再生され、音源も体外と誤認されるのではないでしょうか。
ちなみにこのタイプの幻聴があると、部屋が盗撮されている、監視されていると言う妄想に繋がっていきます。
部屋の中にあるぬいぐるみを何故知っている?盗撮しているから分かるんだ、と言う発想です。
こう言う妄想が始まると、カメラを探したり、専門家にカメラを探してもらったり、カメラがきっと電波で映像を送信してるだろうから電波を妨害しようと自分で考え付いた方法を取ったり(私の場合は磁石を張りまくる)します。

統合失調症患者の行動や発想の理解の一助になればと思い、記事にしてみました。