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業務時間終了後には、推し同僚さんのいるフロアに行く用事が結構あります。
推し同僚さんは残業している事が多々あり、その姿を遠目に眺めていました。
ところがここ数日は、残業していません。
何かプライベートで忙しいのかな?
不思議に思った途端、例によって
私に会いたくないからだ
と言う被害妄想的思考が走りました。
しかしすぐに統合失調症の関係妄想だな、と気付いて
関係妄想乙!
と自分にツッコミを入れました。するとすぐに止みました。
ある朝、オフィスの建物に入る所で推し同僚さんに会いました。
挨拶を交わしてすれ違いました。
推し同僚さんは他県の銘菓の紙袋を手に提げていました。
旅行でもしたのかな?でも忙しそうだし。
と疑問に感じた途端、
辞めちゃうのかもしれない。それでお菓子を配るのかも。どうしよう、もう会えなくなる。
そう考えてしまい、悲しくなってしまいました。
朝礼の為にフロアに行くと、推し同僚さんがお菓子を配っている姿が目に入りました。
居なくなっちゃう。
ますます悲しくなりました。
朝礼を終えて情シスに戻り、朝のルーティンワークを開始しましたが、悲しいままです。
少しして、推し同僚さんが情シスに現れました。
退職の挨拶かも。
そう思っていたら、違いました。
ご家族をお見舞いに他県から親族の方が見えられて、沢山お土産をくれたのだそうです。
食べきれないのでもらって下さい、と、お菓子をくれました。
なーんだ。良かった。辞めないんだ~♪
嬉しくなりました。
推し同僚さんは戻っていき、早速頂いたお菓子をもぐもぐしました。
そう言えば推し同僚さんのご家族のお加減はどうなんだろう。
思い付いたらつぶやいてしまいました。
それを聞いた係長が、
「他県からお見舞いに来られたとなると、良くないでしょうね。」
と答えました。
あ!だから残業していないんだ!
やっと事象がつながりました。
推し同僚さんがご家族の看病しているのは知っていたはずなのに、考えが至っていませんでした。
なんてばかなのでしょう。
推し同僚さんは辛い思いをしていると言うのに。
自分のバカさ加減にがっかりです。
何か私にできる事はないだろうか、と考えるのですが、思い付きません。
話し相手になるとか出来る程のリレーションシップもありません。
本当にバカで腹正しいです。