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幻聴とデフォルトモードネットワーク

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 デフォルトモードネットワーク(以下DMN)とは、集中してない時に活発に活動する、脳の複数の部位にまたがる活動です。
 集中している時には届かない記憶に手を伸ばしたり、情報を統合したり、未来の行動の計画を立てたりしているのだそうです。
 理化学研究所は、統合失調症においては、このDMNが過剰に活動している可能性を示唆しています。

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 自分の体験と照らし合わせると、特に集中していない時に発生する幻聴と、濃厚な関連が感じられます。

 以前、陽性症状期に集中していない時に、数字の羅列が他人の声で聞こえて来たケースを書かせて頂きました。
 その時の幻聴を、もう少し詳しく見てみます。
 ランダムなようでいて、一定の桁数にまとまっていて、その時自分は何の数列だろうと考えていました。
 すると、別の声が
「これはA社の給与データです。A社がハッキングを受けてデータ漏洩しているのです。」
 と解説を付けたのです。

 A社と言うのは、その時点から数年前に派遣されていた企業です。
 しかし、その企業では給与データに触れる事は無かったのです。
 ではこの数字の羅列は何でしょう。
 今考えてみると、幻聴の発生時点から十数年前、別の企業にデータ入力で派遣された事があり、そこでは紙に書かれた給与データをパソコンに入力していたのです。
 うろ覚えですが、幻聴で流れていた数字の桁数と、大体同じぐらいの桁数のようです。

 DMNが過剰に活動する事により、普段意識に上らないような昔の記憶が活性化され、誤った統合がなされて、このように幻聴として再生されたのではないでしょうか。