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私は職場で結構ハンドクリームを使っています。
40代半ばを過ぎると、夏でも手が乾燥するようになったからです。
最初はドラッグストアのPB商品を使っていました。
しかし、いつの間にか商品棚から姿を消しました。
その後は、アトリックスを使ったり、ニベアの青缶を使ったり。どちらも同じぐらいの価格で、安かったからです。
ただ難点が一つあって、使用感は油っぽかったです。
オミクロン株が流行し始めた頃、感染力が凄いと聞いて、恐くなりました。
丁度その頃にハンドクリームを切らし、ドラッグストアに行くと、消毒できるハンドクリームと言うのが棚の一角を占めていました。
オミクロンが恐いし、消毒タイプを使ってみようと思い立ちました。
ロート製薬のウィルフリーと言うハンドミルクが、中でもお手頃価格でしたので、購入しました。
使ってみると、さらっとしてベタつかない使用感で、気に入りました。
何度使ってもベタつきませんでした。
冬に入ると、トラックボールを使う業務が追加されました。
すると、困った現象があったのです。
午前中はスイスイ動くのですが、午後遅くからは動きが鈍くなるのです。
一日の業務が終わると消毒のため、マウスやキーボードと同様に、アルコールをスプレーして吹き上げます。
翌朝一番に使うと、暫く重い感触ですが、直にスイスイに変わります。
しかしやっぱり、午後遅くからは動きにくくなるのです。
朝一の重さとは違う感じです。
何がいけないのか悩みました。
観察を続けると、指の動きがうまくボールに伝わっていない感じです。
さらに観察すると、指が微妙にボールの上で滑っているような気がします。
考えてみると、ハンドクリームがベタつかず手がすべすべしていると言う事は、ボールも指に吸い付かず、すべすべ滑ってしまうのではないでしょうか。
ハンドクリームが原因かもしれない、と思い、ググってみました。
しかし、”トラックボール”と”ハンドクリーム”をキーワードに検索すると、トラックボールの動きが重い時はハンドクリームを塗ろう、と言う記事ばかりがヒットします。
確証は得られません。
実地で検証するしかありませんね。
とは言え、もったいながりなので、ハンドクリームはそのまま使い続け、トラックボールの鈍さに耐え続けました。
春になって、ウィルフリーを使い切りました。
ドラッグストアの棚を見まわし、さほど高くなくて”ベタつかない”を売りにしていないハンドクリームを探しました。
アトリックスやニベアは油っぽさが気になるので、戻る気になれませんでした。
「ヴァセリン ハンド&フィンガー」と言う商品が手頃に思えたので、購入しました。
いざ使ってみると、さほど油っぽくなく伸びも良く、潤います。
トラックボールを使ってみると、ボールが指に吸い付くような感じで、スイスイ使えます。
夜になってもトラックボールはスイスイです。
やはり、ベタつかないあのハンドクリームが原因だったか。
これでストレスが一つ、減りました。